白磁花入 共箱
黒田泰蔵造
現代的な空間はもちろん、茶の湯の場においても存在を発揮してくれるであろう白磁の花入。執着を捨ててのぞみたい。
現代的な空間はもちろん、茶の湯の場においても存在を発揮してくれるであろう白磁の花入。執着を捨ててのぞみたい。
黒田泰蔵
1946 - 2021
滋賀県生まれの陶芸家。
民藝運動に影響を与えた島岡達三に師事する一方、初期のキャリアの大半をカナダで過ごしたという異色の経歴を持つ。
カナダ現地で製陶会社SIALでデザイナーとして勤務しながら陶芸家ゲータン・ボーダン氏に師事し、陶芸の基礎を築きつつ、この間に二度日本に帰国し栃木県益子町にあった島岡達三の工房にも滞在した。
1981年に日本へ帰国後、静岡県伊東市にアトリエを構え本格的に陶芸活動を開始。
初期には様々な作品に取り組むも1992年頃より白磁作品を展開し始め、以降白磁のみで独自の美の世界を確立していった。